Ⅰ:始まり

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何だかほってはおけなかった。     何で俺を呼んだんだろう   何で自分から籠ったんだ?     色々な答えを知りたかった。     それに       一緒にいなきゃ、いけない気がする       そんなワケで、俺は、そいつの体を俺のマントに包んで、元来た道を帰ろうと振り返った         …森から出てる     …何だったんだ?   夢か?白昼夢?     …でも、俺の腕の中にはマントに包まれた亜人が規則正しい寝息をたてている。   …やっぱ、夢じゃないんだなぁ…   じゃぁ、さっきまでいたあの場所は、何だったんだろう         まぁ、いいか。   今は、コイツを宿に連れていかないと                     ソレは始まり。     君と僕との     旅の始まり。
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