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俺はマントに包んだ天使族を抱えたまま、昨日の宿に戻って来た。
その宿は、1階が酒場、2階が宿みたいなカンジなんだけど、朝出る時にはいなかった昨日のおっちゃんが、もう呑んでいた。
陽の高さ的には真っ昼間だぞ…?
おっちゃんは、俺に気づくとおそらく酒が入っているであろう木製のコップを持ったまま、驚いた顔をして此方に近づいてきた。
…そんなに酒が大事か(呆)
「兄ンちゃん、ホントに見つけちまったのか…」
俺が抱えているものを見て、おっちゃんは呟いた。
「まぁね。もう一泊したいんだけど…」
少し困り気味におっちゃんに言うと、気が良いのか主人と仲がいいのか(多分どっちもだ)
「まかせな☆」
と、ちょいキモいカンジに言い残し(ゴメン)店主に交渉しに行ってくれた。
ニコニコ顔で帰ってきたおっちゃんは、その顔のとおり、いい返事をもらってきてくれた。
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