Ⅱ:名前

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昨日俺が泊まっていた部屋の、昨日は俺が寝ていたベッドに、今は、名前も知らない亜人が寝ている。   何だかスゴく不思議な状況だ。     一度村に出てちょっとした買い物をした俺は、帰って来てもまだ寝ている亜人を見て少し驚いた。   そして少し疑問に思う。     『俺…ホントにこいつに呼ばれたんだよな…?』     こう寝てばっかだと、自信がなくなってくる…       「早く起きねぇかなぁ…」       中性的でものすごく綺麗な亜人の顔を見つめながら、俺は一人ごちた。
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