序章

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そう言えば言ってなかったな 俺の名前は相澤駿 そこらにいる普通の高校生だ まぁ自己紹介を終わりにして朝食である食パンを食べ歯を磨きいつものように家を出た 「駿、おはよう~」 後ろから元気に手を振りながらこっちに走ってきているのは幼なじみの佐々木詩織 幼稚園から一緒でほぼ毎日登下校をする仲 短く切った髪をなびかせながら走る詩織は可愛く見えた 「詩織もおはよう」 「ねぇ帰りに最近できたケーキ屋に寄っていかない? もちろん駿のおごりでね」 詩織はカバンを後ろで両手で持って俺を覗くように聞いてきた 「自分の分は自分で払え」 「一個ぐらいおごってくれてもいいんじゃない?」 と、まぁこんなたわいもない話をしながらいつも登下校している そうこうしているうちに俺達のかよう県立旬鈴北高校についた
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