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健吾「ふぁ~あ~。眠い」
俺の名前は山下健吾(ヤマシタ ケンゴ)
今日から春無(シュンム)高校一年生になる一般男子だ。
足の怪我?
なんとか完治したけれどあれからまだ一回も走ってない…
でも部活は陸上部に入るつもりだ。
やっぱり走るの楽しいからな。
さぁてこれからどんな生活が待っ…
???「オーイ!」
健吾「ん?」
振り返ってみる。
後ろから見知った顔が走ってくる。
健吾「よぉ。久しぶりだな。瞬」
瞬「ホント久しぶりだね。健」
ちょっとだけ瞬の説明をしとくよ。
こいつの名前は渡辺 瞬(ワタナベ シュン)。
俺とは違って短距離ランナーだ。
種目はたしか…100mとかだったかな?
タイムは12秒そこそこ。
なんだかんだで俺の親友だ。
あ、『健』っつーのは俺の中学の時のあだ名な。
瞬「誰に話してるの?」
健吾「誰でもいいだろ。ところでお前は高校でも陸上やるのか?」
瞬「もちろん!え、もしかして健はやらないの?」
健吾「……やるに決まってんだろ。…多分な」
瞬「え、今最後なんて言っ…」
健吾「お、俺らの学校見えてきたぞ」
瞬「え、ああうんそうだね」
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