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信「まあそう気を落とさないで。新入部員は今のところ一人来てるから」
健吾「ホントですか?」
信「ま、女の子だけどね」
女かよ…
信「ほら、今あそこ走ってる子だよ」
先輩が指差す方を向いた…
トラックのコーナーを曲がってこっちに走ってきていた。
…一瞬時が止まったような感覚になった。
あまりにも綺麗なフォーム、そして後ろに靡かせてる茶色い長い髪。
自分の心臓の音が聞こえる…
数秒してわかった人生初の体験。
一目惚れだ。
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