現実

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どうやらお兄ちゃんに告白しようとした人は風邪を引き休んだらしい… 兄よ… 告白しようって人をほっといたらだめだって… 今日は土曜日だから学校は休み 私達兄妹は家に居た 隣の部屋からピアノの音色が聞こえた お兄ちゃんの創る音楽はとても綺麗で滑らか… まるで自分の手足のように使いこなす 私は兄のピアノを聴き入っていた 私は兄の部屋へと行った 「ん?どうした莉帆?」 「お兄ちゃんのピアノが聴きたかったの」「そうか…」 兄はまたピアノを弾き始める 何かを思い出したのか急に弾くのをやめた 「どうしたの?」 「莉帆…お前俺のメロディーに唄を創ってくれないか?」 「え…私が…?でも誰が歌うの?」 「勿論お前だ」 私が詞を創って歌う… 確かに私は作詞は得意だけど… その日から私は作詞に時間を作り、書きはじめた
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