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あるところに愛を知らない少年がいました。彼は愛が何かわからないまま愛が欲しくて愛を求め続けました。しかし、少年は愛をしらないので自分に向けられているのは愛なのかどうかが わからず いつも一人でした。
また、あるところに哀を持った少女がいました。しかし、彼女は愛を持っていませんでした。愛を受けて成長した後に彼女は愛を持たぬせいで どんな時も拒絶されました。
ある日、哀を持った少女が町を通りかかった時に愛を知らない少年を見かけました。少女は少年を哀れに思い「自分が知っている愛を教えよう」と少年に近づきました。
愛を知らない少年は愛を受けていると思い喜びました。少年と少女は仲良く遊びました。
しかし、残念ながら愛を持たぬ少女が いくら少年に愛を注いでも それは哀に過ぎませんでした。
数年たって愛を知らない少年は やっと「これは愛じゃない」と気づきました。愛を知らない少年は腹を立てて 哀を持った少女を殺してしまいました。
―おわり―
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