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「あ、お兄ちゃんお帰り!」
ドアを開けると今年小2になったばかりの妹の千愛がいた。
「おう、ただいま」
「千愛、今から美沙ちゃんのお家行くからお留守番お願いね!」
そう言って手を振って出て行った千愛に、手を振り返して俺は玄関の鍵を閉め、自室に向かった。
<千愛ちゃんは何時(イツ)見ても可愛い子やね~>
「千愛を変な目で見んな、この変態ロリコンが」
<冗談だって~>
本当なのか冗談なのか良くわからない声の調子で喋る蓮。
そんな様子に俺はため息をつきたくなった。
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