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「はぁ……」
何百回、何千回ついたか分からない溜め息。
溜め息をつくと幸せが逃げていくとよく言うけど、元から幸せなど存在しない私にとっては関係のないこと。
そう、私の人生は不幸の為にあるのだ。
だって、それ以外に考えられない。答えが他にあるなら、私は何の為、誰の為に生まれてきたんだろうか、問いたいところ……誰か教えてよ。
そんなこと考えながら、このまま寝てしまおうと目をつむった。
寝ている時間はとても好き。時間を潰せるテレビくらい好き。
悪いこと考えないで、楽しい夢とか見れるときがあるから。
だから――おやすみっ。
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