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「いやあ~今日はお忙しいところをありがとうございます、後ろ向き専門家の下向猫背弧弓也稜線教授。宜しくお願いします」
「いやいや、こちらこそ宜しくお願いするよ」
「相変わらず背中が曲がり切ってますね」
「いずれ自分の精神を覗き込めるようになる高尚な姿勢、その道中だ」
「はあ」
「チミ達はぱりっ、としたスーツを着てぴんっ、と姿勢をよくしているが私から見ればなんとも滑稽で仕方ないね。外見をよくしようとしているが、何故こんなにも浅ましい現実に誠意を尽くそうとしているのか。私は不思議でならんよ」
「教授が服を着てないのはそれが理由ですか」
「私に現実なんか要らない」
「はあ、なるほど…」
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