序章

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「メモリーは今だに波を理解をしようとはしないね」 俺は声のする方に体を向けると近くにあった岩に腰掛けてるおばあちゃんが見えた 最近気づいたがおばあちゃんは来月で60歳 30歳って言っても納得するぐらい若く見える メモリー 「でもおばあちゃん波なんて見えないもんどうやって理解したらいいかわからないよ」 エウレカ 「見えないからこそ理解するのちょっと貸してみなさい」 おばあちゃんは俺のそばに落ちていたボードを拾う エウレカ 「ちゃんと見てなさいよ」 おばあちゃんはそう言い右腕を空に向ける しばらくしてゆっくり右腕をおろして波に乗る おばあちゃんのリフは見てるこっちが楽しい そしてなにより安心できる ゆっくりであまり高い高さのリフではなかったがボードからおりたおばあちゃんは笑ってた エウレカ 「どうだった私のリフは?」 メモリー 「やっぱりおばあちゃんはうまいね」 エウレカ 「昔はこれでもカットバックドロップターンを決めてたんだよ」 この言葉を聞いて俺は一生おばあちゃんには勝てないと思った
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