―憧れ―

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“疾風の雷光” 私は彼に憧れ旅に出た。 今、彼は農業の村、ラッカ村に居ると聞いた。 私の名前はハミルト。 自分で言うのは何だけどちょっとドジかなぁ。 疾風の雷光さんは髪がショートで真っ黄色って聞いてる、だから私もショートで真っ黄色。 ハンマーだってそう。 私は疾風の雷光さんに近づきたくて、出来るだけ全てを真似してる。 私の村でバカにされた事もあった。 だけど私は今の私を誇りに思う。 だって親から離れ、一人でここまで来れたんですから! “ようこそラッカ村へ” 「うわ~っ賑やかね~!」 私は大声でそんな事を言っていた。 そのせいで、村の人達の視線が自然に私に降りかかる。 「う~」 しょんぼりしてしまう。 村人 「おうおう!これまた変わり者が来たものだ、黄色き髪にキリン装備、そして何と言っても特殊なハンマー!どこかで見た格好じゃないかっ」 白いヒゲをはやした村人さんがそう言うと周りにいた村人さん達が笑う・・・この格好・・・やっぱバカにされちゃうのかな。 村人 「お嬢ちゃんどこから来たんだい?・・・その格好からすると・・・やっぱ“シン”に会いに来たのかな?」 白いヒゲをはやした村人さんがそう言ってきた。
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