―憧れ―

4/17
前へ
/370ページ
次へ
―――シン 今日は何時もより賑やかだ。 「ん~!」 俺は背伸びして時計を見る。 「ん、もう昼か・・・腹へったな」 仕方ない、キッチンで飯を食うか。 「アイルー!いるか~!?」 「ンニャ!にゃんだニャ!?」 「昼飯作ってくれ」 「わかったニャ!」 俺にはキッチンアイルーは一匹しかいない。 こいつはとても優しくて、本当なら一回一回の食事に料金がつくところ、このアイルーは何故かそれを拒み、お金はいらないと言ってくる。 「ちょっと時間がかかるニャ、テーブルでくつろいでてニャ!」 「わかった」 俺はイスに腰をかけ、アイルーが飯を作ってるところを眺めていた。 「シン!今日は一段と髪が黄色いニャ!」 「ん、そうか?」 といいますか、一日だけで色変わるのですか。
/370ページ

最初のコメントを投稿しよう!

742人が本棚に入れています
本棚に追加