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10 聖黒
聖黒
傷ついた心が語る
『一体何が欲しいの』
渦巻く心中には 欲望の塊
薄汚い手でまさぐる
光求めただ出口を
渇いた喉から出るのは 無の音
本能のままに従え
血がたぎるのを感じろ
愛しい人に手に掛け
視界は朱に染まった世界
振り下ろす凶器には歓喜の感情
それを遮るは涙を流し 虚ろな目で
救済を求める愛しい人
さ迷う闇の中で聞こえるのは
心中をざわめかす耳障りな聖歌
神の衣を纏った聖なる母は
何を思い願うのか
お前に癒しの時を愛を与えよう
そして自分の罪を償い
己を憎み怨み妬み失望するがいい
私は聖を与える狂信者であり
救済を行うことを目的とはしない
『聖』とは何か
答はまた暗闇に迷い
私は救われる事なく
悪夢に蝕まれるのだ
こういう系書けない
難しい
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