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妹から漂う花のような良い香りが、
薄着から覗く艶やかな肌の白さが、
妹の唇から吐き出される熱く、色っぽい吐息が、俺の頭を支配する。
パキリ。
確かにそんな音を聞いた。
何の音なのかは解ってる。
俺の理性が壊れた音だ。
妹はそれに合わせるように身体を擦り寄せる。
それがトリガーだった。
妹を押し倒し、ギシッ…、とベッドを軋ませ、
妹の唇と、自分の唇を重ねる。
「…ん…れる…んちゅ…ちゅぷ…ちゅう…❤」
唇を重ねた瞬間、妹は身体をピクンッ、と強ばらせたが、すぐに固さは無くなり、俺を力一杯抱きしめてきた。
「…んぷっ…ちゅ…はぁ…おにぃちゃん…❤ もっと…んんっ…れろ…れるる…❤」
俺も力一杯、しかし優しく抱きしめる。
妹は俺の舌を積極的に舐めとりにかかる。
舌と舌の先端をなぞる様に絡ませる。
すぐに妹の舌は俺の口内に進入し、俺の舌と自分の舌を根元から交わらせる。
そして舌が引っこ抜けるんじゃないかというほどの強さで俺の舌を吸い上げる。
「…ぷはっ…」
それらを快感と感じつつ、俺から唇を離す。
舌と舌の間に糸が引く。
それを見て、さらに劣情が募る。
妹は「あ…」と小さく声をあげ、悲しそうな顔をする。
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