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鋭くそして野性的な熊の眼光でユニコーンを睨み付ける。
ユニコーンはそんな俺の眼光に酷く怯えていた。
………ごめんな。
今度はちゃんとした生き物として生まれてこいよ?
そして俺はユニコーンへと歩みより、
「ゴアァァァ!」
咆哮と共にユニコーンを"前足"の爪で切り裂いた。
「ビヒヒヒ!」
ユニコーンは断末魔を上げて倒れ、
そしてそのまま光となり世界にもどっていった。
「獣魂、解。」
シュウゥゥゥ………
その光を見上げながら、
そう言って俺は獣魂を解く。
すると俺の体からも一瞬だけ分散するように光が出たが、
それらは一瞬で消えてしまった。
「お疲れ!勇!」
そう言いユウが肩をポンと叩いてくる。
「お疲れ~。」
「今回楽だったな!」
それを筆頭にヒロや闘也も思い思いの事を言い出しいつもの様に始まる会話。
………ふぅ、
どうにか今日も怪我人が出ずにすんだな。
ここまで来たらもう気を緩めても大丈夫だな。
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