第三章<[自殺志願]零崎双識と<クラブルナティックアクア>>

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>「ん~…祈啼漓君、どーやらここに勤めてるようだね」 >ピカピカと点滅するネオンの看板を見上げてスーツ姿の零崎双識は呟いた > >「<クラブルナティックアクア>。か…狂人の水、なんて破滅的なセンスだねぇ……」 >カランカランカラン >「うるせーっすよ双識さん。店の前で悪口言ってんじゃねーですよ」 >かつかつと革靴の音と共に金髪の青年が店の中から現れた >「オーナー来てんすからね。今茹でダコ寸前すよ。怒りで」 >「あ、それは悪かったね」 >双識はすまなそうに首を竦めた >「寄ってきます?ソフトドリンクはオレンジジュースだけっすけど」 >「いや、遠慮しておくよ。祈啼漓君の邪魔しちゃ悪いからね」 >「早希っすよ」 >間髪入れず祈啼漓は答えた > >「今は<クラブルナティックアクア>のNo.1ホスト、早希っすよ。双識さん」 > >にやりと笑って祈啼漓―否、早希は告げた > >「うふふ…そうだったね」 >双識も笑っていた > > ><クラブルナティックアクア>No.1ホスト >簀戸祈啼漓スドキナリ(早希) >[自殺志願]<マインドレンデル> >零崎双識ゼロザキソウシキ > >それが今現在の彼らの名前だった > > > > >―さぁ、明けない夜が、始まるよ? > > > > 第三章<[自殺志願]零崎双識と<クラブルナティックアクア>>了
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