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部屋がだんだん明るくなる。
それに合わせて目が覚めた。
………朝…か。
ゆっくり起き上がって時計を見るといつもと同じ時間だった。
同じ、6時45分。
一分のズレもない。
軽い溜め息をしながら着替えて部屋を出た。
廊下を歩いても誰もいない。
この家には俺を入れて4人しかいない。
本当は、かなりの使用人がいたんだけど、したくもない命令をして使用人を家から出した。
だからかなり静かで暮らしやすい。
リビングに行くとすでに2人がソファに座ってそれぞれの日課をしてた。
「おはよ 聖 和也」
「「おはよ 雄一」」
聖は腹筋をしてて、和也は腕立て伏せをしながら挨拶を返してくる。
2人は喧嘩に絶対負けない。
それは毎朝体力作りをしてるからだ。
ちゃんと努力をしてるんだよ。
俺達の朝食は、パンと果物だけ
小食なんだよ。
「おはようございます。雄一様、聖様、和也様」
今挨拶をしてきたのは、この家でただ一人だけ入る事を許されてる使用人。
俺は料理が出来ないから、この使用人に作らせてる。
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