8人が本棚に入れています
本棚に追加
死体をガレージにぶん投げ、
一時的に隠す。
「これで照井は…俺のだな」
フィリップが消えたから、
照井は俺に振り向くはず。
そう、思っていたのに…
「左、フィリップは?」
「ん?んー、亜樹子が連れ回してんじゃねーの?」
「そうか…じゃ帰る」
「え、おいおい。
もうちょいゆっくりしてけよ」
「フィリップがいないなら、
別段用はない。」
照井のフィリップへの愛は、
変わらなかったんだ…
俺は近くにあった金属バットを握り締め、照井の背後に近付いた。
「照井」
「何だ左………」
俺が名前を呼べば、照井はあっさり振り向く。
-その狼狽えた瞳、
青ざめた白い肌…綺麗だ。
俺だけのものにしてしまえ。
照井の額に振り下ろす。
ゴスッ…
照井は額から血を噴き上げ倒れる。
気絶したのか。動かない。
「んー…フィリップ置いちまってるけど…ガレージに監禁すっか。」
だらんとだらしない照井を
引きずり、ガレージへ連れていく。
「逃げねーようにしねぇと」
フィリップのいつも使っていた机を立てて、拘束台代わりにする。
ロープで腕を縛り、
足枷を床と繋げる。
「…あ、顔」
最初のコメントを投稿しよう!