一緒に行けたら良いのに

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死体をガレージにぶん投げ、 一時的に隠す。 「これで照井は…俺のだな」 フィリップが消えたから、 照井は俺に振り向くはず。 そう、思っていたのに… 「左、フィリップは?」 「ん?んー、亜樹子が連れ回してんじゃねーの?」 「そうか…じゃ帰る」 「え、おいおい。 もうちょいゆっくりしてけよ」 「フィリップがいないなら、 別段用はない。」 照井のフィリップへの愛は、 変わらなかったんだ… 俺は近くにあった金属バットを握り締め、照井の背後に近付いた。 「照井」 「何だ左………」 俺が名前を呼べば、照井はあっさり振り向く。 -その狼狽えた瞳、 青ざめた白い肌…綺麗だ。 俺だけのものにしてしまえ。 照井の額に振り下ろす。 ゴスッ… 照井は額から血を噴き上げ倒れる。 気絶したのか。動かない。 「んー…フィリップ置いちまってるけど…ガレージに監禁すっか。」 だらんとだらしない照井を 引きずり、ガレージへ連れていく。 「逃げねーようにしねぇと」 フィリップのいつも使っていた机を立てて、拘束台代わりにする。 ロープで腕を縛り、 足枷を床と繋げる。 「…あ、顔」
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