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腹に蹴りを入れると、
照井は少し嘔吐し、咳込んだ。
「ゲホッ…がは…っ」
「さ、照井」
「や、め…」
グッ、とレザースーツの下に着ていたトレーナーを掴み、
引き裂いた。
照井は顔を真っ赤にして抵抗する。
「止めろ左!!こんな事…っ」
「とか言う割には、
結構反応してんじゃん?」
「左…ッ」
抵抗する照井を犯して、
一体何になるんだろうか。
ただ、照井を泣かせるだけ。
「ぃぎっ…ぁ…」
止まらない。
どちらかが果てるまでは、
「…く、は…」
「…ひっ、く…」
照井の涙は止まらない。
でもそれもやがて止まり、
空虚な瞳を彷徨わせるだけになった。
何時間も、何日も。
「…てーるい、いい加減さ、
起きてくれよ…………」
俺は照井の顎を持ち上げ、
こちらを見させる。
反応はない。
「もうたっぷり寝ただろ?
いい加減しようぜ?」
うっすら開いた唇からは
何も発せられない。
微かに息をしているだけ。
「ちーとやり過ぎたかぁ…
んでもまぁ、照井が悪いんだし…仕方ないよなぁ」
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