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「すいませんけど、愛智の具合がかなり悪いみたいなんで帰らせてもらいます。これ、俺の連絡先です。電話してください。」
俺は頭を下げてから、愛智を抱き上げた。かなりきついようだ。
「ごめんな、すぐに帰ろう。」
愛智の額に触れると、さっきよりもずっと熱かった。顔は赤くなっていた。
愛智の肌はかなり白い。雪のようなのだ。それだけにこんなに赤くなっていると目立つ。
「ごめんな…こんなに具合悪くなるまでほっといて。」
愛智は首を振った。俺は急いで学校に戻った。
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