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ある日、母さんから電話がかかってきた。
「怜也、明後日パーティーがあるのだけど…愛智も出なきゃいけないの。」
母さんの言いたいことが分かった。愛智のことが心配なのだ。
「ちゃんと俺がついてるから。」
母さんはそれだけじゃないといった。
「そのパーティー、あの人も来るのよ…。だから…。」
母さんには言っていない。この間、父さんと会ったことを。
「大丈夫。俺が何とかする。それに大きなパーティーなんだろ?それなら、生徒会のメンバーも出席するだろうし、皆がいたら気が紛れると思うよ。」
母さんはまだ心配そうだ。
「そうかしら?じゃあ、お願いね。」
そして、2日が経ち、パーティーに皆で出席した。
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