出会い

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車校には毎回、友達の美香と来てた。美香は男を探す為。私は元彼に未練があって他の男に興味がなかった。 「はぁ…今日いいのがおらんし」 美香が周りを見渡して、ため息をつきながら言う。 「舞授業めんどくさいけん帰りたい…てかカラオケ行きたくない?でも金ないしな…」 私の言葉に 「うちも行きたい~!金ないし適当に男捕まえてカラオケ行こーや」 美香が答える。 「行く行く~」 私がそう言った時 「舞さ~ん!」 私を呼ぶ声。 遠くで先生がこっちこっちって手を振ってる。 「ちょっと待っとって」 そう美香に言って先生の元に行った。 「早く早く!もう授業始まっとるぞ!」 「え~…体調悪いけん帰りたいんですけど…」 そう言う私の足元を見て 「おいおい、そんなヒールの高い靴じゃ駄目だわいな!わしの貸してやるけん、外出て待っときなさい!」 そう言って教員室に走って行った。 人の話聞けよ! そう思いながら美香に声を掛ける。 「ごめん美香…1時間だけ行ってくるわ」 そう言う私に美香は 「じゃあその間探しとくけん、終わったらカラオケいこっ!」 笑いながら言った。 言われた通り外に出て待っていると先生は変なスニーカーを出してきた。 やだやだやだー! こんなん無理! 絶対無理! 「早く履きかえて7番に乗って」 私は渋々履きかえた。 誰も見てないよね? 頼むけん誰も見んでー! 恥ずかしさからか冷や汗が出てきた。 1時間がとても長く感じた。 終わって美香の元に行く。 美香が 「おつかれ!遊べる奴サイトで見つけたよ~」 そう言って玄関の方を指差す。 「あの三人組?」 「うん!」 美香と私は三人組の男とカラオケに行き、遊んだ後、家まで送ってもらった。
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