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「よっしゃ!俺が開けよう!」
ズンと前にでた雄一がドアにむかって威勢良く体当たりした。
が頭をぶつけて気絶する。
「なさけね~な、俺に任せろ!」
ガタイのいい順也が前にでた。
みんなが期待の表情を浮かべる、が頭を思いっきりぶつけて気絶する。
「なんだ2人共、そんなんじゃこのドアは開かないよ!みてろ~」
航大が両手を前に出すがドアとの距離は3m、何がしたいんだろうと見ていると
「〇×□△〆仝*#%♀♂☆★$\(☆o☆)/」
となにやら呪文のようなものを唱えている。
「開けーゴマ!」
「はあ、どいつもこいつも!どけ」
ついに食ったら出すがモットーの涼が航大を押しのけて前に出た。
「見てろよ~……ん?………ギュル、ギュルギュルギュルギュルギュルギュル、グハァ~…は、腹が急に……」
そう、これは必然的なことだった。
航大がキャラメルを外にほおり投げた時、涼はキャラメルと間違えてそこらに転がっている、シカの糞を食べていたのだ。
「あ!キャラメル!あそこにも!たくさんあるぞ」
とその時涼は叫んでいたが、シカの糞だと気づいたのはすべて食べ終えてからだった。
「ま、いっか」
その時、涼はそう言っていたが、ひたすら前向きなのかそれとも単なるバカなのか。
涼は隅っこに駆け寄り、おもむろにズボンを下げた。
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