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シーン
1人1人がそれぞれの場所についた。
秀眞は一番右端の像の裏
雄一は一番左端の像の裏
航大は手前の右端の像の裏
順也は手前の左端の像の裏
そして涼は、薄情にも押され飛ばされ結局4体の像に隠れることが出来ず、仕方なく仰向けになり死んだ振りをすることになってしまった。
「ん!?」
すぐに異変に気づいた男2人は、顔全体を覆うヘルメットに黒の分厚い服を着てAK47カラシニコフを構え涼に近寄ってきた。
ちなみにAK47カラシニコフとはロシア軍が使っていた強力なマシンガンなのである!
どうやら黒ずくめの男は1人では無いようだった。
その2人共同じ武器、同じ服装からして同じような格好の連中が大勢いるのだろう。
俺達は棒切れでこんな奴らに立ち向かおうとしていたのか!
秀眞が心の中で嘆く。
それはまるで、すででライオンにケンカを売るようなものだ。
「おい、生きてるか?」
隊員の内の一人が涼を銃でつっつく。
だが頑として白目を維持している。
堪えろ、堪えるんだ涼~!
思いは届かず涼は、脇腹につつかれた銃に堪えられずついに動いてしまった。
「おい、生きてるぞ!侵入者だ!すぐに神風様に知らせなければ」
右の男は腰にぶら下げていた無線機を手に取った。
まずい!
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