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「俺はこいつの血を吸って神になる!」
意味不明なことを叫び続ける。
「なに言ってんだよ!」
涼が近寄ろうとするがキッ、と鋭い視線を受けて、たじろぐ。
「見てろ!お前ら!」
そう言うなりおもむろに唇をその真っ赤な傷口に寄せる。
チューチューチューチュー
「な、ほんとにやりやがった!」
ショックで順也の顔が青ざめる
。
この光景を見ていた雄一は、たまらず嘔吐した。
「いやーよく寝た!」
そう言って航大はみんなの元気を吸い取ったかのように元気よく起き上がった。
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