第1章 祭りの花火

2/10
前へ
/316ページ
次へ
コンコンッ 何かを叩く音を耳にした俺は振り向くと、窓にはピーターとティンカーがいた。 ガラガラッ… 郁紗「よっ✋」 ピーター「やぁ、郁紗✋」 郁紗「何の用だ?まさか、変なこと企んでないよな?」 ティンカー「あんたじゃあるまいし」 ピーター「郁紗、忘れたの?今日は祭りだよ?」 郁紗「祭り?えっ、今日だっけ?」 ティンカー「自分から言い始めたくせに、もう忘れたの?」 郁紗「悪い、すっかり忘れてた💧」 そう、今日はこの町で夏祭りがある。 俺は数日前に、皆で行く約束をしたというのに、言い出した本人である俺はすっかり忘れていたのだ。 郁紗「確か、夕方だったな?」 ティンカー「私達は浴衣を着るから、クロネさんを借りるね」 ピーター「あれ?ティンカーって、浴衣持ってた?」 ティンカー「当然よっ」 郁紗「どうせ、着せ替え人形のあれだろ?」 その時、ティンカーから凄まじいオーラが出た。 ティンカー「郁紗、何か言ったかしら?💢」 郁紗「いえ、何も…💦」 ピーター「……💧」 そして、 ティンカー「じゃ、私達は鈴菜の家に行くから」 クロネ「郁紗君、祭りで会いましょう」 郁紗「あぁ、祭りでな✋」 ティンカーはクロネを連れて、鈴菜の家へと向かった。 郁紗「さて、俺達は何をするかな?」 ピーター「桃と浦島はこっちに向かってるみたいだけど、華心は連絡が取れなくて…」 郁紗「はぁ?」 あいつ、何やってんだ?
/316ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17人が本棚に入れています
本棚に追加