君と僕が出会うまで残り3時間。

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僕の言葉に父上は頭を抱え込んだ。 「ああ、なぜ…なぜなんだ?おまえは王家の血をひくというのにその軟弱さ!」 「僕は血がなくとも充分役に立ってみせます!」 父上は乱暴に杖で床を叩く。 「メンツが立たんと言っとるんだ!おまえがまるで人間寄りだと世間に知られてみろ!次期国王は大丈夫かと騒ぎ立てられ、また国は乱れる!」 「………はい…」 分かっては、いる。 それは十も承知だ。 だけど僕は幼いころから 人間界の絵本やらアニメやらを見てきたのだ。 パインレンジャーに憧れたし、アムパムマンだって好きだ。…タージャはホントに名犬だと思う。 と、そこへ 「ずいぶん騒がしいのね」 僕でも父上でもない声がする。
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