大大大事件。

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「…!?は、おまえ何しとんのじゃ!」 ノブオは急に首筋を吸われて、その甘い雰囲気にドギマギする。 チュッ…チュパッ 「うるさい。少し黙れ。ん…治療だ」 ペロ… 「ひゃ…?!舐めんなよ、治、治療なら…な。もっ、と…んぅ…!」 医療行為みたいに清潔感たっぷりにやれ。 そう言いたかったのに 口は息を吐き出すだけで、うまい具合に動かない。 「なに…?」 続きを促すタカシの声が色っぽすぎてダメだ。 「ぁ…も、い、いから…!さっさ、とおわら…せろ」 タカシの後ろ髪を強めに引くと 「…バカ、大人しくしてろって」 耳元で囁かれて沸騰した。 「…………ッ!」 なんだコノ官能シーンは!! 「ノブオの血、すっげぇ苦い」 タカシの吐息が当たった部分が熱い…。 褒められたわけではないのに、妙に気分が昂揚した。
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