君の名前はただののぶお。

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「ななななんだ!!!おまえお菓子知らないって!?」 おかし… 「いやちょっと待て。聞き覚えがあるな…」 確か母上が “わたしは小さいときマルゴボーロしか食べなかったのよ?あの甘いお菓子のような味が大好きだったわ” あの時はなんのこっちゃと思ったが “あの甘い【お菓子】のような…” 「…そうか!母上はこれのことを言っていたのだな!!」 僕が納得するとヤツも何故か眼をキラキラさせていた。 「だろうな!きっとおまえの母親もマルゴボーロ育ちじゃないかと思ってたんだ!」 「…おまえ、母上を知っているのか?」 「いや知らん」 「だろうな」 何だコイツ… 想像していた人間とはまったく違う。 …にしても 「太ってるな…」
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