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さて、自分の人間性が不安になり出したところで、とりあえず寝よう。別に疲れてはいないが、穴蔵暮らしは暇なのだ。
「敵襲ー!!」
飛び起きた。まさかこんなにも早く来るとは、黒いタイツの集団がメールでも送ったのだろうか……。
「俺を捕まえに来たのか……」
逃げたい。今すぐにでも……。
だが、ここで逃げれば自分は裏切り者だ。天津人だけでなく、隠れ蓑わ用意してくれた美弥まで裏切るのか……。
でも死にたくはない。彼女たちだってデブりとやらで戦えるのだ。ここは早く逃げるべきだ……。
「バカかおめぇはぁ!」
穴の外から大声で叫ぶ男がいた。
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