幼少時代

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「じゃあ、 同じ小学校になるん?」 「ううん。 学校かわりたくないけん、 こっちから 向こうの学校通うんよ」 「そうなんや、 あ、うちの母さん その小学校の先生やよ」 「え、そうなん? あ!知っとるよ! 若草の会に来るもん」 「若草の会?」 私は聞き慣れない言葉に 首を傾げた。 「うん。部落の子が 週に一回勉強会するんよ」 「へー、そうなんや」
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