23人が本棚に入れています
本棚に追加
「えっと…じゃあ、粘土を作ろうか!」
はーい!と元気良く返事をしてくれて安心したように息をつく
「静雄君は何を作ってるの?」
「…………う」
「ん?」
「………ぞ、う」
小さな声で言われ、手元を見ればその手には鼻が長い、たしかに象にみえる粘土があった。
「それが象!?シズちゃん、全然見えなかったよ!」
横にいた臨也君が笑いながら言った。
ぐちゃっと、真横で音がした。
何かが潰れた音だった
最初のコメントを投稿しよう!