歯車は廻りだす…

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あれから100年後… この世界…セルフェアは、また新たなミドリを産み出していた… 「おい、早く行こうぜ」 「公開処刑が始まっちまう」 王都ライゼリア 今、この町はある少女の公開処刑が始まろうとしていた… 「静まれ‼」 ライゼリアの王が叫ぶ 「これから、ミドリの公開処刑を行なう‼」 ザワザワ… 人々がざわめき始める… 「このミドリは出来損ないだ‼ 人間を滅ぼそうとしている‼ このままでは、この世界が滅ぶ‼」 王はそう叫び、ミドリの方向に指を指す ミドリは封印でほどこされた縄で、手足を縛られているため、動けない 「…」 「魔法軍‼ 前へ‼」 ザッ‼ 100人は軽くいる魔法軍がミドリを囲み… 「術用意‼」 魔法軍が呪文を唱え始める… 「構え‼」 その時… 「うわぁ‼」 「キャア‼」 人々が突然騒ぎ出し… 「邪魔よ‼ どきなさい‼」 人のごみの中から、女の声がする… ヒヒーン‼ 馬の鳴き声が聞こえ… 「いた‼」 女は人ごみから抜け、公開処刑にいるミドリの前に降りてきた… 「…」 ミドリは女を見る 「(同じ髪の色…)」 そう、彼女の髪の色は、ミドリと同じ色だった… 「えっ? ミドリ様と同じ色?」 「でも、あの色は、ミドリ様しか受け継がないものよ?」 ザワザワ… 人々がざわめきだす… 「貴様…何者だ‼」 王が怒り叫ぶ…
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