:プロローグ:

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~時空管理局:本局:~ 「レティ提督、ライン231で通信です」 「はいっ」 時空管理局提督レティ・ロウランは自分の執務室で書類整理等の仕事に追われていた 「はい、本局運用部レティ・ロウランです」 「こちら、シーベル定置観測隊だ 至急の配置要請なんだが 武装局員40人を強行探索装備Cで揃えて欲しい」 「いきなりですね……何か荒事ですか?」 武装局員40名だけでも十分な戦力なのにも関わらず特別装備付きで寄越して欲しい何て言う事態はそうそうあるものじゃない 「捜索指定遺失物が稼動している様なんだ、それを使った被害者も出ている」 「成る程……」 レティは少し思案をし画面を出現させる 「マリー聞いてたでしょ?」 「はいっ!」 画面に映し出された女性マリエル・アテンザはレティに呼ばれ多少おどろきながらも返事をする 「C装備40人分の準備、何時間あれば出来る?」 「えーとですね…… チェック込みで3時間もあれば!」 「動かせる人員も確保できそうです 4時間後にはこちらから出動出来ますが」 「頼むよ」 そう言って観測隊からの通信は切れた 「相変わらず世界は物騒ね」 「ホントですね」 渦巻く流れは徐々にたが広がって行く ~時空管理局:本局:SideOut~
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