:プロローグ:

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「一体何者ですか、彼女達は…」 此処は次元世界に広がる世界の一つ 「全く、僕とした事が……」 その世界の真夜中に林を9歳程の少年が走っていた だが、少年の手には戟が握られ、服装も決して重量がある様には見えないが鎧を着込んでいる 「僕も中々災難な目に会いますね」 少年は暗闇に染まる林を愚痴りながら駆けていく 「クライアントに会いに行ったら、急に攻撃されて、危うく殺される所でしたよ」 「おやっ、私達は貴方を殺すつもりは無いんですよ」 走っていた少年の真横から一人の女性が現れ手に付けた爪で切り掛かる 「フンッ!」 少年は走ったまま爪による攻撃を捌く 「IS発動、ライドインパルス」 少年の前方から高速で何かが飛来する 「ちっ!!」 少年は高速で飛来する者に対して真っ正面から受け流す 「成る程…ドクターが人造魔導師素体として欲しがる訳だ」 高速で突っ込んで来た女性は少年の技量に感心する (一体彼女達は何者何でしょうね 気になるのは彼女達の首元に付いているプレートに書かれたⅡとⅢの文字 そして、人造魔導師素体とはたしか…) 「あらあら、考え事何て余裕ですね~ IS発動、シルバーカーテン」 いきなり少年の周りに先程の女性達が増殖する 「……幻影ですか…」 (これは、少しマズイですね……) 少年が強いと言えど、そこは、まだ子供だし、相手も相当な強者だ、そこに、幻影である 少年じゃなくても非常にマズイ
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