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MRIに入り撮影40分掛かった。
撮影が終わり2階の脳神経外科へ行った。
15分後に、診察室に呼ばれた。
「では、お掛け下さい」
私達は、与えられた席に座り先生を見つめた。
澤村先生は、先ほどMRIの画像をパソコンから引きだし、画面を診ていた。
その間は、物凄く長く感じた。
チラッと私は、パソコンの画面を見た。
フッと……私は自分の脳の画像に違和感を感じた。
医学知識がある訳ではないが、私は先生に尋ねた。
「先生……この白玉みたいの、3つあるのはなんですか?」
三角形みたいにその物体はあった。
その三角形の上にある物体だけ妙に他のものよりも、数段大きい。
娘の発言に、両親は画面を見ていた。
「小脳に、脳腫瘍が3つありますね」
「え?」
のうしゅよう……?って、何?
一瞬私は、脳腫瘍の意味が分からなかった。
先生は、看護師を呼ぶ。
「すみません、丸山 蘭さんの全過去のMRIの写真を大至急持って着て下さい」
「はい」
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