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家族が新たに増えて新たな生活を迎えた。
店長→父さんと呼ぶまでは時間かかったな(笑)
そんな生活に慣れた頃に、愛犬・ムックが右前足が大量に出血していた。
止血しても止血しても血が止まらなく、紋別の動物病院へ行った。
どうしてそうなったかはわからないと話された。
外に出せば、自分の足をいじるだろうから家の中へ入れた。
ムックは室内に入ると、病人…いや病犬になる。
もう歩けるはずの足を引きずりながら、必ずと言っても良いくらい私の部屋の入口に居た。
母曰く“私を守っている”らしい。
母は多忙の中、紋別まで運転していく姿に私はある決断をした。
どうせ自分には目標というものがなかった。
自分が運転出来たら、ムックを病院へ連れて行けるし、かよちゃんも少しは楽をさせてあげられる……そう思った。
まずは難病を患っていても、免許が取れるのか?
自分は目が悪い。
右目だけでも可能なのか?
まずは先生と話をして目を開けてもらおう。
母を説得し、北大病院にハガキを出して診察をした。
どうしても車の免許が必要で、左目を開けて欲しいと願った。
先生はそれを聞き入れ、入院した。
手術は2回に分け、1回は全身麻酔で、こめかみの脂肪切除し足から筋膜を切除し、左瞼に移植。
2回目は、局部麻酔(部分麻酔)し、吊り上げる手術する。
人生において、局部麻酔なんて初めてだった。
でも、これは守ってくれるムックの為なんだ!
ムックは蘭の大事な息子なんだ、蘭が助けてあげなきゃならないんだ。
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