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1回目の手術は約4時間。
足から取るはずった筋膜は、足からとらず、頭から取って移植をしてくれた。
2回目は、1回目の手術から一週間後……
1回目は大きな手術で母が来なければならないけど、2回目は来なくても大丈夫だと言った。
2回目は恐怖の局部麻酔から始まった。
手術台に横になりながら、執刀医である担当医師・形成外科である教授・山本医師。
山本医師の手には、3本の麻酔の注射……
注射針からキラリと光る液がピューと出ていた。
左顔のこめかみに注入。
「!!!!!!!!!!!!」
あまりの痛さに涙が溢れ出た。
小さい頃から、注射や点滴を刺しても泣く事はなかったけど、これはさすがに痛い!!
医師は、“痛いのは一瞬だけだよ”という一言はほんとだった。
手術用の電気を見る様に言われじっと見ていたら、何かを撫ぜられた様な感じがした途端、左目が薄く赤く染まっていた。
字や人の顔は見えないが、そこに何かがあると言う物体は見えていた。
物体にもさまざまだけど、小さい物体は分らない。
右目は涙で電気が眩しく、
左目は血で電気で眩しかった。
複雑よりも気持ち悪さが勝っていた。
撫ぜられた様な感じ→メスで切った時だったらしい。
私は、医師に……
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