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二回目の手術終えた時、なんとか病棟内をなんとか歩ける様になった。
でも……
左目の瞼(睫毛の裏)あたりにポコッとした物が二つ気になっていた。
眼球に当たっていて違和感があった。
(痛みは幸いなかったけど)
“こんなのあったっけ?”
今まで気付かなく、担当看護士さんにそのことを告げた。
しばらくして……知らない女医がきた。
入院担当医?なのか?
「どのへんですか?」
と、尋ねるので、違和感の場所を言うと………
「ここなんですけど、違和感があるんですけど……何なんですか?」
「病気なんだから、仕方ないでしょ」
その一言にカチン!ときた。
「病気?んなもんお前に言われなくとも小さい頃から知っとるわ!
気になったから聞いただけなのにそんな言い方ないべやな!」
言い方、腹立つなぁ~!!!!!
「こっちだって好きで病気になったんじゃないのに、よくもまあ、初対面の人に向かって言えるよね!!」
私の怒鳴り声に、回りの患者達も聞いていた。
担当看護士は私をなだめた。
「蘭ちゃん、落ち着いて」
「落ち着いていられるか!
他の患者も同じ様な事言われりゃ、怒りたくなるわ!!
それに!!担当の医師にもそんな事言わんわ!」
同じ病室内の患者からも……
「昔の北大は、患者第一に考えていたのに、お前みたいな自分の名誉の事しか考えない奴が居るせいで、北大から患者が去って行くんだ!」
すごい……
それは私も思ったが、さすがに言えん。
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