-3回目の手術-

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少しずつ痛みがなくなりかけていたが、抑えていないとまた痛くなりそうだった。 失明しているハズの左目が、ぼやけて視界が見えて居た。 でも視界といても…筋肉切断しているので、地面しか見えてない。 空なんか当然見えないし、建物なんかも見えない。 心配して麗もご飯食べないで、蘭の手を引っ張ってくれていた事を覚えてる。 「蘭ちゃん…大丈夫?」 「…ママ嫌い…だから、プリント見せるの、蘭イヤだったんだ…蘭好きで病気持ったんじゃないもん…」 「麗は蘭ちゃんの味方よ?まだ目痛い?」 「こっちのここ(左のこめかみ)なゃなくって良かったケド…少し痛い」 「ぬらしてくる?」 「いい。とったら痛いもん」 「麗もママ嫌い。ママはすぐに怒るもん」 やっと学校へとついた。 先生が出席をとっていた。 「丸山?どうしたんだ目?見せて見ろ?」 ハンカチをとった先生は唖然していた。 フッと自分でみてみると、ハンカチは血塗れだった。 「どうしたんだ!!その目!?」 バレたらママに怒られる。 「ぶつけた」 「ぶっかったぐらいでそんなになるか!!痛かっただろう…どうして我慢してたんだ!?こんなに腫らして…」 先生の一言に涙を流した… ママは心配してくれなかったのに…先生は心配してくれる。 先生は私を病院へ連れて行った。 何やら角にぶっかったんではと…幸い失明はしていなかったという。無意識にハンカチで濡らしてずっと目をあてていたので、菌が入らなかったといっていた。
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