366人が本棚に入れています
本棚に追加
/122ページ
「蘭ちゃんが学校でイジメにあっていると聞いて、居ても立っても居られず、来てしまいました。今日蘭ちゃんが不登校が多い事で、前谷先生に聞いたんです。でも風邪だと言われて…変だと思い今日、職員会議で聞いたらそうだと聞きました」
母は言った。
「前谷先生は何も校長先生には言っていらっしゃってなかったんですか?」
「はい…風邪だと報告を受けていて,難病の事で悪くなったではと、言っていました。問詰めたら、言ったんです」
「蘭…喘息で休んだ事があっても…病気で休んだりしないよ?」
そう…学校で激痛に襲われて、病院に運ばれた事があっても、レックリングハウゼン病の理由で学校を休んだ事が1度もなかった。
「先生…ここで言うのは何ですが,蘭は先生からも言葉のイジメにあっているのはご存じですか?」
「はっ?」
「蘭…かよ子は今校長先生と大事な話があるから、姫とムックお願いね」
「はい、行こうね」
姫とムックを抱っこして部屋に戻った。
盗み聞きしない方がいいなと思った。
ベットで姫とムック、蘭で横になった。
「蘭…蘭」
いつの間に眠っていたらしい。
「あれ?校長先生は?」
「もう帰ったよ。
校長先生とも話をしたんだけど…蘭はもう学校に行きたくない?
かよ子は行かなくってもいいと思うんだけど…
蘭が勉強したいなら、校長先生の所で勉強しても良いんだよ?」
「でも…
校長先生だってお仕事忙しいから…」
「先生は構わないっていってくれたの。校長先生も教室にも行かなくってもいいって、校長先生がいない時は、保険の先生も勉強を教えてくれるっていうから。
どお?かよ子にはいい話だとは思うよ?
蘭の気持ち次第だよ?」
私は考えて行く事にした。
校長室登校が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!