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喘息でも、風邪でもないのに…頭が痛くなったり嘔吐が続いた。
歩くと目眩して座込んでしまった。
躰に異変が起った事に気付かなかった。
週に4日のペースに頭痛と吐気…流石の母も私の異変には気付いていた。
「蘭あんた何か変だよ?1度病院へ行ったら?」
「かよちゃん…蘭は大丈夫だよ」
雄武から札幌までは5時間かかる道のり、車やバスで行っても今の体力ではとても無理だった。
地元にある病院は、小児科、内科、耳鼻科、外科だけ…
自分が受けている科は形成外科や皮膚科だけだった。
新しいところで、
診てもらうのだって、1から全てを言うのも面倒もあった。
母に心配掛けたくなかったのもあった。
これ以上心配はかけたらダメとも思っていた。
またしばらく学校を休みがちになった。
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