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修学旅行での移動でさぇ…
1人行動が多かった。
校長先生もきていて、2人で行動が多かった。
ホテルの部屋に戻って、すぐに布団に入った。
聞こえてくる会話。
“廊下で寝ろっーの
明日起きたら、目潰れたらどうしょ?メグ生きていけなーい”
クスクスと笑声が聞こえた。
布団に被って声を殺して泣いた。
明日で…明日で帰れるんだ。
朝早くに起きて、家に電話を掛けた。
「ママ?おはよ」
「蘭?大丈夫?」
「うん。昨日は校長先生と行動したよ」
「そうなの。かよ向いに行くからね」
「ありがとう」
電話を終えて部屋に戻ると…荷物がなかった。
探すとトイレにあった。
両親のプレゼントも潰れていて足跡が付いていた。
鞄に入れ直して部屋と帰って時間になるまで本を読んでいた。
バスに乗り学校へと着いた。
かよちゃんが待っていて、麗にはおかえりと言っていた。
私にはおかえりではなく…
偉かったね…と頭を撫でてくれた。
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