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私は心に決めた事があった。
それは卒業式前に、1度クラスに戻る事。
校長先生に告げると、反対された。
苛められに行く様なものだと言われた。
でも…このまま居たら、卒業式には出にくいと思ったからだ。
卒業式まで後3ヵ月…
冬休みが終わって三学期には教室に戻ると言ったら、先生は考えていた。
どうしても嫌になったら戻って来るようにと約束した。
でもこの意思は、今思えば、“決めるんじゃなかった”と思った。
冬休みの間、学校に通って勉強を教わっていた。
三学期に入り、何ヵ月ぶりに教室へと入った。
自分の机の上には足跡が無数に付いていた。
心の中で私は誓った。
もう泣かない…泣いたら負けになる。
いつか見返してやるんだ。
そう誓った。
男子から蹴りをいられても、痛みを耐えた。
手術に比べたら、まだマシだと……髪を引っ張らても耐えた。
後…もう少し…泣くもんか!!
家に帰って、蹴られた痣を見せない様にした。
またもリストカットをした。
お母さんにバレない様に…右腕を切り付けていた。
流れる血をただ見ていた。
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