-小学&中学生活-

3/14

366人が本棚に入れています
本棚に追加
/122ページ
私は心に決めた事があった。 それは卒業式前に、1度クラスに戻る事。 校長先生に告げると、反対された。 苛められに行く様なものだと言われた。 でも…このまま居たら、卒業式には出にくいと思ったからだ。 卒業式まで後3ヵ月… 冬休みが終わって三学期には教室に戻ると言ったら、先生は考えていた。 どうしても嫌になったら戻って来るようにと約束した。 でもこの意思は、今思えば、“決めるんじゃなかった”と思った。 冬休みの間、学校に通って勉強を教わっていた。 三学期に入り、何ヵ月ぶりに教室へと入った。 自分の机の上には足跡が無数に付いていた。 心の中で私は誓った。 もう泣かない…泣いたら負けになる。 いつか見返してやるんだ。 そう誓った。 男子から蹴りをいられても、痛みを耐えた。 手術に比べたら、まだマシだと……髪を引っ張らても耐えた。 後…もう少し…泣くもんか!! 家に帰って、蹴られた痣を見せない様にした。 またもリストカットをした。 お母さんにバレない様に…右腕を切り付けていた。 流れる血をただ見ていた。
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

366人が本棚に入れています
本棚に追加