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部屋に行くと、皆は大浴場へと向かった。
友香は皆とお風呂に入りたくない。と言った。
蘭も生理を理由にして入らなかった。
友香が、「友香と2人の時は眼帯とっても構わないんだよ?蘭が嫌なら仕方ないけど」
と……。
嫌われても構わない……
嫌われるのは慣れてるし……
「気持ち悪いよ?見なきゃ良かったって思うよ?」
「そう思わないよ」
左の眼帯をとった……。
友香は蘭の顔を見た。
左目がつぶっている様な醜い姿を友達の前にさらけ出す。
何を言われるのか怖かった。
でも、自分が考えていた言葉とは裏腹に意外な言葉が返ってきた。
「スッキリした?ずっと眼帯するのも大変でしょ?」
「……気持ち悪くないの?」
「え?なんで?」
眼帯するのに、大変差はないけど……私の答えにあっさりとた答えだった。
「もしかして、目の病気でイジメられてたの?」
「ううん、目が病気じゃないんだ」
この子なら…友香なら……と思い病気の話をした。
「ふーん……蘭が病気を患っている事は知らなかったな。みんなも知らないと思うよ?」
「いや、島は知ってる。小学校から一緒だったから…この顔も知ってるし」
「そうなんだ!!だからか…」
「なに?」
「前にさ、男子共が、島くんに中学校のアルバム見せてって言われててさ、蘭は中学校の時から眼帯しているのかって聞かれてたからさ」
「なんて言ってた?」
物凄く気になった。
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