-高校生活-

5/16
前へ
/122ページ
次へ
部屋に行くと、皆は大浴場へと向かった。 友香は皆とお風呂に入りたくない。と言った。 蘭も生理を理由にして入らなかった。 友香が、「友香と2人の時は眼帯とっても構わないんだよ?蘭が嫌なら仕方ないけど」 と……。 嫌われても構わない…… 嫌われるのは慣れてるし…… 「気持ち悪いよ?見なきゃ良かったって思うよ?」 「そう思わないよ」 左の眼帯をとった……。 友香は蘭の顔を見た。 左目がつぶっている様な醜い姿を友達の前にさらけ出す。 何を言われるのか怖かった。 でも、自分が考えていた言葉とは裏腹に意外な言葉が返ってきた。 「スッキリした?ずっと眼帯するのも大変でしょ?」 「……気持ち悪くないの?」 「え?なんで?」 眼帯するのに、大変差はないけど……私の答えにあっさりとた答えだった。 「もしかして、目の病気でイジメられてたの?」 「ううん、目が病気じゃないんだ」 この子なら…友香なら……と思い病気の話をした。 「ふーん……蘭が病気を患っている事は知らなかったな。みんなも知らないと思うよ?」 「いや、島は知ってる。小学校から一緒だったから…この顔も知ってるし」 「そうなんだ!!だからか…」 「なに?」 「前にさ、男子共が、島くんに中学校のアルバム見せてって言われててさ、蘭は中学校の時から眼帯しているのかって聞かれてたからさ」 「なんて言ってた?」 物凄く気になった。
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

366人が本棚に入れています
本棚に追加