初っ端

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教室にかかれている"1-A" ここが俺の教室か… やべ、今更緊張してきた。 「緊張してんのか?」 「なわけ」 「まぁ遅れてるし、先に謝れよ」 「わかってる」 意を決してドアを開ける。ここから俺の高校生活が始まる。 俺は勢いよくドアを開けた。 … いや、シーンとしてるけどね、うん。 いくらなんでも誰もいないって… 「あれ?何で誰もいないの?」 「知るか、どこ行ったんだよ?」 「う~ん、わかんね☆」 俺は黙って毅を殴った。 みんなだって殴るよね?あ、ちなみに短気じゃないから。 「あ!思い出した!視聴覚室行くんだった!」 「何で視聴覚室?」 「確か教科書取りに行くんだと思う…」 とりあえずもっかい殴っといた。うん。 こいつが悪い。 「痛いなぁ…やから女子にモテねぇんだよ…」 もっかい殴る素振り見せるとごめん!ごめん!と謝ってきたからとりあえず許しといた。 さっきの俺の緊張返せ。
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