一話

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「瑞、城さん?」 再び掛けられた声に、彼女はその優美な眉を小さく顰める。 声を掛けた相手はそんな視線を向けられて思わず言葉に詰まった。 ふいっと彼女は視線を外すと、始めていた作業に戻る。 教科書を、机の中にしまい込む作業を。
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