860人が本棚に入れています
本棚に追加
それからさらに1週間経ったある日
俺の苛立ちがついに頂点に達し爆発した。
その日はJUMPで仕事の日だった
楽屋で休憩中
裕「でさぁ、タムがね…」
楽屋では記憶をなくす前と同様に
いつもゆうとくんと話している
涼「俺の空だって…」
裕「ははっ・・山ちゃんおもしろい!!」
こうしてゆうとくんと笑い話をしていても
ゆうとくんは作り笑いしかしてくれない…
俺の部屋にある写真に写ってる様なあの
まぶしい太陽のような笑顔を俺は1度も見たことがない…
でも、その笑顔を見られなくしたのは俺の所為で…
ゆうとくんの本物の笑顔が見たいという思いと
何で思い出せないんだというもどかしさ
その2つが混ざり合い苛立ちを増幅させる
それが顔に出てたみたいで
裕「山ちゃん…?大丈夫??」
涼「大丈夫だよ。」
裕「そぉ??何か最近仕事でもよく怒られてるみたいだけど…」
そう・・今まで仕事だからと割り切れていたのに
ここ最近押さえが効かなくなっていたのだ
涼「大丈夫だよ!ただ寝不足なだけ」
裕「ほんとに??あんま無理しないでよ??山ちゃんはいつも無理しちゃう癖があるから…」
いつもってゆうとくんが俺の何を知ってるんだよ…
裕「それに・・もし僕のことで無理してるのならやめてね。僕のことはゆっくり思い出してくれればいいから^^僕はいつまででも待ってる…だから焦らないで??」
いつまででも待ってる…??
なら、なんでそんな悲しい顔すんだよ…
なんで…
俺の中で何かが切れた瞬間だった
.
最初のコメントを投稿しよう!